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コンサル挑戦の日々

コンサル転職に向けた取り組みを日記形式でブログにしてみました。 同じようにコンサル志望の方、またはコンサルに興味のある方に見ていただけると嬉しいです。

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いまいちな上司が生まれる理由を考えてみた

■いまいちな上司が生まれる理由

前に研究開発では成果がでないため、社内でうまく立ち回る人が出世すると書きましたが、課長職などの管理職層となる人がダメな人が出るのはそれだけが原因ではなさそうです。

 

というのは、よく言われる「プレーヤーとしては優秀だが、マネージャーとしてはだめ」という話です。

 

■プレーヤーとしての資質とマネージャーとしての資質

当然ですが、プレーヤーとしての資質とマネージャーとしての資質は違います。プレーヤーとしては、自分の仕事を計画し、自ら動くことに対して、マネージャーは部下のもってきた計画をもとに全体のスケジュールや部署間での調整を行い、進捗管理をしながら仕事を円滑に進めていくものです。

 

つまり、マネージャーとしては、ただ部下に指示をすればよいわけではなく、部下が円滑に動けるように調整することが大事だと思われます。しかし、前職で研究をしていたときにもありましたが、上司となるグループリーダーが自分がやりたい実験をするということがありました。それ自体は悪いことではないのですが、もちろんしっかりとマネジメントしているという前提ありきで問題がないという意味です。

この上司は、部署間の調整はあまり得意でなく、結局こういう体外的な支援はなく、現場の研究者の地力でテーマが回っているという状況でした。

 

■どうしたらよいのか

研究職の悪い風習なのかもしれませんが、課長に上がってからマネジメント研修を行う。プレーヤーの段階では、マネージャーに求められる知識は不要だ、という概念があるように思います。

技術系のベンチャー企業などでは、若い人間が経営も技術開発も行っていきますが、やはり若いうちから経営やマネジメントを学ぶ必要があると思います。課長にあがったはよいが、課長としての経験0の人がマネジメントできるというのも、変な話で、結局課長に上がりたてのひとは、僅かな研修と、これまで培った人間関係により、運用していくのだと思います。ですので、こうした人間関係が少ないと、部署間でのコミュニケーションも円滑にできず、チームとしてもうまく回らないなんてことがありそうです。

 

■若いうちからマネジメントを

やはり年をとればとるほど、小回りが利かなくなってきますね。コンサルティングも若いうちのほうが動けて、35歳以降になると段々衰えていくなんて話も聞いたりします。というのも体力的にも、知識の吸収的にも若いうちのほうが、色々と成長できるためだと思います。40歳を過ぎて課長、なんて人は、やはり体力的に0から新しい仕事をするというのは難しく、これに慣れるのは難しいのかもしれません。

 

結局、若いうちから研究だけでなく色々と学ぶことが、会社の活性化にもつながるのではないでしょうか。

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研究職におけるモチベーション

 

研究者の賞与とは

 

コンサルタントになって感じたこととして、自分の努力が賞与などの給与に反映されやすいということがあります

何を当たり前のことを、と思うかもしれませんが、研究開発をしていた頃は、賞与はほぼ決まって全社平均がベースにあって、個人の努力が少しだけ反映される、というものでした。つまり、努力しても金額に反映されることはほとんどない、といっても過言ではないでしょう。

なぜか――それは、研究開発がお金を生むわけではなく、部署のがんばりが明確でない。

もちろん、期首に部署として目標をコミットするわけだが、研究開発の性能○○%アップなどの目標って、実際不明確極まりない。

自分達にとっては、非常に難しい課題であるものの、経営者目線で言えば、達成したから売上につながるわけでもなく、もしかしたら意味のない目標に映るかもしれません

 

そうすると、結局研究開発はとりあえず全社の平均の金額で、って話になりやすいのでしょう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

■研究者のやる気をそぐ環境

 

前述したような仕組みでは、研究者は努力をしても報われない、という側面がどうしてもあると言わざるを得ないと思います。しかも、部署を見渡すと、ろくに仕事をしていないように見える年輩の社員がいたり、その社員が自分よりも高い給料をもらっていたり、ということがしばしば起こるわけです

 

そんな環境に長いこといると、どう思いますか?段々やる気がなくなってしまうかもしれません。

 

 

■研究者のモチベーションとは

そんななか、研究者のモチベーションとなるのは、自分の研究開発成果が出ることかもしれません。ただし、部署が求めている結果を出しても、給料に反映されないわけですから、研究者は自分のやりたい研究をしたい、と思うようになるのではないでしょうか?

 

年輩者で自分の好きなような実験をやっている人はこういう背景があるのではないかと思います。

 

 

■では、どうすべきか

 

研究者の評価は、全社評価の比率を下げて、個人評価の比率を上げるべきではないでしょうか?また、課長クラスの方も、できる限り評価を適正に行い、努力を認めてしっかりとランクの差をつけることが、本人のやる気にもつながると思います。

 

一方で、評価の低い人は――特に、年輩者がそうなる場合もあるかと思いますが――やはり「なぜこの評価か」「どうして欲しいか」を課長クラスのリーダーが明確に伝えて、導いていかないといけないのではないかと思います。

 

前職のときもそうですが、そういう強烈かつ頼りがいのある「リーダー」があまりいないように見受けられてきている印象があります。特に大手企業の場合、課長クラス以上の層は、上司に気に入られて引き上げられたような人もいるため、本当の「リーダー」かどうかは疑問の場合もあります。

 

・・・だから、最近は大手の安定を捨ててでもベンチャー企業に行きたいという人も増えているのではないでしょうか。研究開発は新規事業を立ち上げるのが目的なので、ある意味ではベンチャー企業と同じ目的をもっているということができるかもしれません。でも、中にいる人は全然違います・・。このあたりもいつか考察を含めて書いてみたいと思います。

 

研究職からコンサルタントになり苦労したこと

■未経験という困難
研究職から、コンサルタントに転職したとしても、入社すれば当然ながらコンサルタントとして見られるわけです。時には、会計系でコンサルティングをすることもあるわけで、アシスタント的な職位であっても、クライアントから質問が来る場合もあります。
 
そのため、自己学習はもちろんするわけですが、いわゆる「座学」では、クライアントの抱える悩みの解決まですることは困難です。
 
とはいえ、クライアントに「経験がないので分かりません」などといえば、来てもらわなくて良いといわれるのがオチでしょう。
入社する前は、ある程度研修をしてもらってからコンサルティング、というイメージでいました。実際、うちの会社は日系ということもありある程度フォローはしてくれます。
ただし、やはり「座学」なんですね。これをもとにコンサルティングをするためには、「分かる」レベルから「出来る」レベルまで上げないといけません。
 
そして、クライアントの前で「出来ない」といえないものですから、ごまかしたりすると、「あのコンサルタントは使えない」となってしまうこともあるのではないかと思います。
 
コンサルティングもそうですが、自分の業務をこなすためには、自分なりの強みがないといけません。それによって、自分だけの価値が生まれるわけですが、異業種に転職したばかりの頃は、その強みがほとんどありません。
 
それこそ、ロジックのような地頭的なものしかないわけなので、それをもとに考えなければならないわけですから、キャッチアップするのに時間もかかるし、仕事量も多くなるわけです。
 
■どうすれば乗り越えられるか
努力、もそうですが、自分なりの視点で問題を捉えるなどの技術はあったほうがよいかと思います。また、転職が決まった後に入社するまで時間がありますから、マーケティングやアカウンティング、経営戦略の基礎的なものは勉強しておくとよいかと思います。
 
入社した後は、とにかく努力で、クライアントには誠意をもってコミュニケーションをすることが大事だと思います。経験が浅くても、努力していると意外と伝わるものだと思います。
 
■コンサルタントとしての資質
コンサルタントは、クライアントの抱える問題を解決するわけですから、自信にあふれた顔で対応していくのがよいと思います。ただ、(勝手な偏見かもしれませんが)一部の高圧的にも見えるコンサルタントはあまり好きじゃありません。
 
やはり、コンサルタントは御用聞きのような側面もあり、それでいて、時には痛みを伴う決断を下すわけで、やさしく品がありつつも厳しい、そんなコンサルタントになりたいものだと思います。
 
特に、自分も研究職出身なので、研究者としての姿を失わずに、誠意のあるコンサルタントになりたいものです。
 

研究者時代のとある経験と生涯キャリアについて

■研究者時代のとある経験
研究者として、前職で活動していた頃、上司である課長の姿を日々見ながら生活するわけですね。
ネット上でも色々と記事などありますが、大手企業で40代を過ぎると、なんとなく自分の将来の行く末が分かってしまい、気力がなくなってくる・・・。
まさに私の上司がそうでした。
立場上は課長レベルですが、定時を過ぎると帰る準備を始め、決まった時間に必ず帰る。
一方、グループメンバーに対しては、効率よくやるようにといいながら、本業はあまりうまくいっていない。
上司側からすれば、大企業の課長クラスならば仕事もある程度こなして、そこそこの高給をもらえるのであれば、私生活は充実したものを送れるでしょう。
しかし、こうした環境におかれると、メンバーのモチベーションが低下するだけでなく、自分の将来像としても、こんな感じになるのか、というイメージをもってしまいますね。
こうしたことが嫌ということも、研究者の一メンバーという立場からコンサルタントになることを決意した理由の一つになります。



■コンサルタントになってみて思うこと
コンサルタントの上司というのは、マネージャーだったりいわゆるシニアコンサルタントだったりとするわけですが、事業会社の上司とは全然違うことに驚きました。
当然といえば当然ですが、自分たちで手も動かせるし、アウトプットを出して顧客に認めてもらっているわけですので、プレゼン資料もきれいですし、話も上手です。

なによりも、受身でなく、「動ける」方が多いですね。本当に実力がなければコンサルタントとして生き残れないわけで、やはり生きていくための実力がついているのだと実感しました。
 
 
■事業会社に戻りたいと思うか
コンサルタントとしてのキャリアとして、独立する人、コンサルタントとして生きていく人、事業会社に行く人と様々ありますが、自分は生涯コンサルタントとして生きていくことはそこまで想定していません。
 
いつか、独立または事業会社にうつることも視野に入れているわけであります。
 
しかし、中途半端な状態で戻っても、つまらない生活に逆戻り、ということになりかねません。
 
個人的に思うのは、いわゆる「コンサルタント」としての肩書きがなくても会社全体を動かせるレベル、つまり一人前のコンサルタントとして一人でプロジェクトを回せるようになるまでは修行したいと考えています。
 
特に、事業会社に戻った場合、職位は低いわけですから、極端な話、「コンサルタントの先生」のようなことはなく、上司にお伺いを立てるような立場になるわけですね。
こういった立場においても、会社内の改革を起こしていくのは本当に実力がないと難しいかもしれません。
 
前に少し書きました「信用」がない状態、かつ、「権限」もない中で改革していくのは、社内の「派閥」争いなどの余計なことも加わり非常に難しいと想定されます。
 
最も、波風立たせずに生活するのであれば、コンサル経験者ならばそれなりに立ち回れるのかもしれませんが、いまはそんなことはしたくないものです。
 

とある新人

■コンサルに入社したある新人
コンサル業界に転職してから1.5年が経ち、プロジェクトメンバーに
新入社員が入ることがありました。

この新入社員、能力はあるのかもしれませんが、コミュニケーションに
難があるような感じです。
何が問題かというと、先輩ともあまり円滑に話しができない。

なんとなく、話が弾まない人っているじゃないですか。
そんな感じの様子で、クライアントとのディスカッションでも議論に加われない。

それでいて、どこか自分の実力を過信しているような節もあり、雑務のような
仕事をやりたがらない様子でした。

結果的に、この新人にはあまり仕事を振られなくなってきました。


■何がマズかったのか
結果的に言えば、コミュニケーション能力が低いという一言ですが、
それ以外にも「誠意」のようなものが感じられないことがありそうです。

というのも、新人でアウトプットが出せないときには、努力して努力して
それでもダメで、そこでさらにがんばることで成長していきます。

その、「ダメだし」をされたときに、がんばれるかどうか、がんばりたいという
姿勢を示せるか。これが大事じゃないでしょうか。

というのも、仕事を振る先輩のほうも、時間がかかってダメなアウトプットを
出されると、仕事を振りたくなくなるものです。

従って、良いアウトプットを出すべきなのですが、新人の頃はそれが
できない。そうすると、先輩も仕事を振りたくないですよね。

そんな中、先輩も人間なので、新人が「がんばります」「仕事をください」
という姿勢でがんばってくれれば、仕方ない、任せてみようか、と思うのが人情
というものだと思います。

・・・この新人にはそれがない。つまり、仕事のアウトプットも低ければ
仕事に対しての熱意も感じられない。

次第に仕事を振られなくなって、彼が何をしているのかというと、
本を読んでいる様子。
確かに本を読むことは必須ですが、目の前の仕事を横にどけて勉強、
というのでは、厳しい言い方ですがコンサルとしては失格に近いでしょう。

先輩とのコミュニケーション、努力するという姿勢は、コンサルに
限らず重要なことではないかと思った出来事でした。

プロフィール

HN:
たかおう
性別:
男性
職業:
某メーカー
趣味:
テニス
自己紹介:
某メーカーで研究職をしています。
趣味はお散歩、テニス。甘いものも大好きです。
マイペースな性格でコンサルの激務とはイメージが違うと思いますが、思うことがあり、現在コンサル挑戦中です。

よろしくお願いします。

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申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。

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少し難易度は高めな内容ですが、コンサルの論理的な分析ではなく、 経験や勘、等の非論理的な思考によって、会社がうまく行く 場合もある、とのこと。これらの意見も取り入れて、コンサルできると もう少しレベルアップできるような気もします。

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