コンサル挑戦の日々
コンサル転職に向けた取り組みを日記形式でブログにしてみました。 同じようにコンサル志望の方、またはコンサルに興味のある方に見ていただけると嬉しいです。
トランプ氏の選挙勝利を受けて
- 2016/11/10 (Thu)
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■トランプ誕生から一夜明けて
なんとびっくりですね。昨日900円近く下げた日経平均がそのままV字で戻っています。いろんな記事を見ると、トランプ政権への期待から日経平均があがった、なんて書かれていますが、いやいやいや、ちょっとおかしいんじゃないでしょうか。
もちろんトランプの大統領演説が選挙中の放言だらけの姿勢から「大人」な対応に変わったということは評価できると思います。実際に大統領選挙すると、意外とまともな大統領かもしれない、という期待もあるでしょう。しかし、選挙結果が出るまでは、あんなにトランプリスクと言っていたのに、いざ日経平均があがればトランプ政権への期待があるという報道に違和感を覚えるのは私だけでしょうか。
■恐らくヘッジファンドが原因では
ヘッジファンドってご存知でしょうか?富裕層からお金を預かり、買いのロングポジションだけでなく、空売りのショートポジションも合わせて、どんな状況でも利益を出そうとする集団です。別称、ハゲタカとも言われます。
このヘッジファンド、最近ではアルゴリズムによる売買を導入しており、超高速の取引を可能としています。超高速の取引により、売り注文していたものを、いざ買われそうになると、引っ込めることができるようになりました。さらに、選挙のようなイベントに合わせて大量の株を売りこみ、狼狽した個人投資家や機関投資家が売った株を超高速で買い注文して買う。それによって、高値で売って、安値で買い取るということができます。これによって、投資家の恐怖をあおるような形で売り注文を大量に出し、値が下がったところで買戻しをして大量の利益を出すようです。
これらの操作がアルゴリズムによって行われるとたまったものではありません。本来の適正価格よりも大きく値を下げて、投資家は恐怖によって自分の持ち株を投げて大損をする。その一方で、ヘッジファンドは多額の利益を得る。まさにハゲタカだと思います。
■実際の相場はどうなるのか
正直、どうなるか不透明な面は変わりません。経済が悪化の方向に行くことが考えられますが、トランプ大統領の行動が思った以上に悪くなければ、良く受け止められる可能性もあります。ひとまずは、選挙前に言っていたTPP離脱の件、そして輸入に対する関税など、日本に対しての政策をどうするか、注意深く見ていかないといけないのだと思います。
■最後に
2016年も終わろうとしていますが、今年は年初からのチャイナリスクや原油価格下落、さらにEU離脱と様々なことが起きた年だと思います。特に、EU離脱とトランプ大統領については、これまでの既得権を壊す方向に進んでいるように見受けられ、これからもその流れが進んでいくのかもしれません。
十分に気をつけながら、能力を高めて自分の仕事を守っていかないといけないのかもしれませんね・・。
プロフィール
趣味はお散歩、テニス。甘いものも大好きです。
マイペースな性格でコンサルの激務とはイメージが違うと思いますが、思うことがあり、現在コンサル挑戦中です。
よろしくお願いします。
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