コンサル挑戦の日々
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まさかのトランプ大統領誕生
- 2016/11/10 (Thu)
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■まさかの展開
当日の朝の時点では、ヒラリー氏の勝利が大勢でしたのに、見事に崩されました。英国のEU離脱から、まさか同じようなことが起きないかと思っていましたが、見事に歴史は繰り返されました。しかし、世論調査ではほとんどヒラリー氏の勝利でしたのに、何が原因だったのでしょう。
■隠れトランプ支持層
隠れトランプ支持者とは、簡単に言えば公の場ではトランプ支持と言わないが、実はトランプの支持をしている人たちのことである。放言や、問題発言の多いトランプ氏の発言を肯定することは、周りからは白い目で見られる上、安全を害する可能性すらあるだろう。事実、有権者の50%はトランプ氏が大統領となることを「恥」だという記事もある。
こうした層の影響がどこまで影響を及ぼすかは、議論となっていたが、まさか本当にトランプ大統領誕生を決定付けるというのは本当に驚きだ。
■米国の大統領選挙の仕組み
米国は、各州で代表となる選挙人を選出して、州ごとに投票を行う。投票結果で、過半数を取れば、その州の選挙人を総取りという形になります。(※メーン、ネブラスカを除く)
各州で、選挙人となる人間の数は上図のようになっており、これは州ごとの上院と下院の議席数で決定されている。そのため、接戦が見込まれるフロリダやペンシルベニア、オハイオ等、特に選挙人の数が多い州で、隠れトランプ支持層の影響が決定的となったのでしょう。
■日本への影響は
トランプ氏優勢の報道から、株が大暴落。トランプ氏が大統領になった際には、いまより円高へ向かう可能性があります。トランプ氏の政策は、あくまでも自国の強化を行うこと、「偉大なアメリカを取り戻す」というのもまさにその通りに見えます。
不法移民の問題もそうですし、関税引き上げやTPP見送り、果ては日本のマイナス金利撤回要求もそうでしょう。米国が経済成長するための施策をとり、日本に対しても様々な批判や放言をすることが予測されます。
とはいえ、アメリカの大統領の権限として、何でもできるわけではないので、すぐにどうなる、というわけではありません。ただし、先般の英国のEU離脱など、確実に世界は不確実な方向へ進んでいると思います。
■英国のEU離脱との類似点
結局、移民問題もそうですが、貧困層にとってみれば、「富裕層のつくったある意味理不尽なルール」に対して、不満が爆発してきており、この不満を直接的に発言することで、「トランプ政権なら何かしてもらえるのでは」という期待が高まったのだと思われます。
英国のEU離脱もそうですが、くすぶっていた不満の種が、世界中で爆発してきており、特権のある富裕層の既得権を壊す方向に動いているのだと思います。
とはいえ、世界的に見ると、そういう動きによって、世界全体は不確実な方向に動いていくわけですが、流れとして仕方がないのかもしれません。
誰かが言っていましたが、日本に移民がたくさん押し寄せて、自分の仕事がなくなったらどうなる、という話は非常に根源を捉えているように感じます。
プロフィール
趣味はお散歩、テニス。甘いものも大好きです。
マイペースな性格でコンサルの激務とはイメージが違うと思いますが、思うことがあり、現在コンサル挑戦中です。
よろしくお願いします。
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